- 独自のネットワーク
- 迅速な同定
- その後の提案
法改正に伴い、令和4年4月1日以降の工事からアスベスト事前調査結果の報告が義務化されたため、事前調査をスキップして工事を進めることは不可能となりました。法令に違反した場合は罰則の対象となってしまうので、必ず調査をしなければいけません。
しかし、事前調査をどういった会社に頼めばよいのかというのは、あまりよくわからない場合もあることでしょう。そこで、ここではアスベストの事前調査を依頼するのにおすすめの会社を3社紹介していきます。
それぞれの会社の基本的な情報から、おすすめポイント、強みやより詳細にわたる特徴といったことまでしっかりと解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
- 独自のネットワーク
- 迅速な同定
- その後の提案
目次
株式会社EFAラボラトリーズ

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圧倒的な分析スピードと高い精度
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豊富な分析実績と長年の業歴
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熟練講師スペシャリストの在籍
アスベスト範囲図が標準添付されているので、アスベストを見落とさない!
株式会社EFAラボラトリーズでは、アスベストの事前調査を行う際に必ずアスベスト範囲図を添付しています。さらに、アスベストの有無だけにとどまらず、アスベスト含有の層までわかる分析レポートを出してもらうこともできるため、法令違反になるかどうかはまったく心配しなくてもよくなるでしょう。
EFAラボラトリーズのポイント
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アスベスト含有の層も特定
株式会社EFAラボラトリーズのJIS A 1481-1によるアスベスト分析では、層ごとに丁寧にプレパラートを作成して層別に分析を行っていくため、分析を行った全層の見た目とアスベスト繊維の有無がわかります。「何層目にアスベストがあるのかわかる」「剥離剤が効きそうか見当がつく」「元請けや発注者に説明しやすい」と高く評価されているポイントとなっており、EFAラボラトリーズの大きな強みです。
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アスベストの範囲までわかる
株式会社EFAラボラトリーズにアスベストに関する調査依頼を行うと、アスベスト含有建材の使用範囲の図面や表が添付されるというのが標準仕様となっています。調査範囲や制限があった場合も、見落とすことがないように明記されています。加えて、どこに立ち入り、どの部分になにがあり、それを同一と判断しているのかまで報告書本文中に明記されています。そのため、文章と図、さらに表からもアスベストがどこにあるのかがわかるのです。
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熟練のアナリストと鉱物の博士
熟練のアナリストや鉱物の博士が株式会社EFAラボラトリーズには在籍しており、スタッフの質の高さも非常に魅力的なポイントとなっています。特に、分析室の室長となっている小沢氏は大学から一貫して鉱物学の研究をしてきており、博士号まで持っている日本でも有数のアスベストの専門家といえる存在です。その小沢氏が偏光顕微鏡を使ってアスベスト分析を日々行っているので、分析のレベルは非常に高いといえるわけです。
株式会社EFAラボラトリーズに寄せられた口コミ
建物の解体工事に欠かせないアスベストの調査・分析。解体工事業者はもちろん、建物の所有者にとっても、信頼できる調査・分析会社にお任せしたいですよね。 こちらの解体業者の担当者さんによると、EFAラボラトリーズの名前を出すだけでクライアントが安心してくれることもあるそうです。 どの調査・分析会社を選べばよいか分からないという方はぜひ、分析精度が高く実績も豊富なEFAラボラトリーズに相談してみてはいかがでしょうか。
EFAさんには主に改修工事の際にお世話になってます。とにかく仕事が早いので工事を止める事がなく本当に助かってます。 持ち込みができるのも郵送等の手間が省けるのでありがたいですね。持ち込み依頼をした帰りの車の中で速報が届いたこともありました(笑)。 他社とは比べ物にならないくらい速報が早いです。分析結果も正確なのは言うまでもありませんが、レポートの質も高く分かりやすいので、その後の対応がスムーズにできます。 きっと一度EFAさんに依頼してみたら凄さがわかると思います。
EFAラボラトリーズは分析精度の高さやレポートの質の高さだけでなく、スピード対応にも定評のあるアスベスト調査・分析会社です。 こちらの改修工事業者の担当者さんによると、持ち込み依頼をした帰りの車の中で速報が届くなど、他社とは比べものにならないくらい早いそうです。 早いからと言って質が落ちることもないとのことですので、お急ぎの方はぜひ、EFAラボラトリーズに相談してみるとよいでしょう。
基本情報
事業内容 | 建材アスベスト分析、鉱物中・土壌中アスベスト分析、建材RCF分析、解体工事前/改修工事前のアスベスト調査など多数 |
実績 | 15万件以上 |
保有資格(機関、個人) | 【機関】 作業環境測定機関(登録番号:13-93) ISO/IEC 17025:2017認証 (NAVLAP LABコード:神保町ラボ 500068-0, つくばラボ 600305-0) 【個人】 JEMCA認定インストラクター 2名 環境計量士 1名 作業環境測定士 1名 米国MICA偏光顕微鏡定性分析講習修了者 10名 建築物石綿含有建材調査者 5名 特定建築物石綿含有建材調査者 6名 米国EPAアスベスト建築物検査官 6名 |
対応スピード | 分析特急24時間、調査速報3営業日 |
問い合わせ方法 | 電話 |
会社情報 | 株式会社EFAラボラトリーズ 東京都千代田区神田神保町2-2-31 ヒューリック神保町ビル3F |
対応エリア | 記載なし |
電話番号 | 03-3263-6055 |
電話対応時間 | 平日9:00~17:00 |
営業時間 | 平日9:00~17:00 |
調査日数 | 分析速報:特急24時間~ 調査速報:特急5日~ |
費用目安 | 記載なし |
アクセス
株式会社EFAラボラトリーズについてさらに知りたい方はこちら
株式会社アースアプレイザル

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独自のネットワーク
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迅速な同定
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その後の提案
各種専門機関との独自のネットワークを持っている!迅速な同定を行える!
株式会社アースアプレイザルは各種専門機関との独自ネットワークを持っており、不動産取引において発生する可能性があるさまざまなアスベスト問題に対して最善のソリューションを提供可能です。リビー鉱山から算出されたサンプルも持っているので、迅速に同定を行えるというのも優れている点です。
株式会社アースアプレイザルのポイント
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信頼できるネットワーク
不動産取引においてはさまざまなアスベストにまつわる問題が発生する恐れがありますが、そうした問題が起きた場合、毎回その対応を行える業者を別途探して相談をしなければいけないとなると大変です。その点、株式会社アースアプレイザルは各種専門機関とのネットワークをしっかりと持っているため、さまざまな問題に対して手広く対応してもらえることが期待出来て非常に便利です。各ステージにおいて、最善の対応をしてもらえます。
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サンプルを所有している
アメリカのモンタナ州にあるリビー鉱山というところで産出されたバーミキュライトやウィンチャイト、リヒテライトの標準サンプルを所有しています。そのため、実体顕微鏡や偏光顕微鏡、さらには電子顕微鏡を活用して、迅速に同定を行えることもアースアプレイザルの強みのひとつです。アスベストの調査では、可能な限りスピード対応をしてもらいたい場合もあるでしょう。そうしたときにも株式会社アースアプレイザルは最適なのです。
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対策も提案してくれる
ただ調査を行ってもらえるだけでなく、対策についての提案までしてもらうことが可能です。具体的には、リスク判定結果にもとづいて、対策工事や日常管理方法などの提案をしてもらえるのです。施主の立場から、各社からの技術提案、見積もりに対する査定、行政折衝、情報公開などについて判断し、最善の対応をしてもらえるので、面倒な細かい手続きなどについても力になってくれることを期待してもよいでしょう。
基本情報
事業内容 | アスベスト調査/管理/対策、不動産鑑定、エンジニアリングレポート、環境デューデリジェンス、地歴調査、土壌・地下水調査/対策、資産除去債務など |
実績 | 記載なし |
保有資格(機関、個人) | 記載なし |
対応スピード | 記載なし |
問い合わせ方法 | 電話・郵送 |
会社情報 | 株式会社アースアプレイザル 東京都千代田区神田淡路町2-4-6 F&Fロイヤルビル4F |
対応エリア | 記載なし |
電話番号 | 03-5298-2151 |
電話対応時間 | 平日9:00~12:00、14:00~17:00 |
営業時間 | 平日9:00~12:00、14:00~17:00 |
調査日数 | 記載なし |
費用目安 | 記載なし |
アクセス
株式会社アースアプレイザルについてさらに知りたい方はこちら
環境リサーチ株式会社

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幅広い対応
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高精度な分析装置
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人と地球にやさしい
分析調査資格者が多数在籍!30年以上の歴史があり、公共事業の実績も多数!
環境リサーチ株式会社はアスベスト調査をはじめとしてさまざまな分析調査を行っています。高精度な分析装置を所有しており、正確かつ迅速に分析を行うことが可能です。分析調査資格者が多数在籍していて、30年以上の歴史があるなど、信頼に足る要素もたくさん持っています。
環境リサーチ株式会社のポイント
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アスベスト調査の種類
環境リサーチ株式会社の場合、アスベスト調査だけでもいろいろな種類が存在します。指定箇所採取・総合調査・アスベスト気中濃度測定・アスベスト定期劣化点検といったものがあるため、目的に合ったものを選んで依頼するとよいでしょう。どういった調査を依頼すればよいかわからないようであれば、総合調査を依頼するのがおすすめです。資格を保有したスタッフによる、総合的な調査をしてもらうことができます。
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長年の実績
アスベストの事前調査を依頼する会社を探すにあたって、実績の豊富さを重視する人も多いことでしょう。そうした人に環境リサーチ株式会社はかなりおすすめです。環境リサーチ株式会社には30年以上の歴史があり、年間で1万案件以上の調査を行ってきているという非常に豊富な実績を持っています。それだけの実績を積み重ねていく間に培われてきた豊富な知識や経験を持っているため、安心して依頼できるのです。
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さまざまな分析ができる
環境分析・化学分析・結晶構造解析・元素分析・有機材料組成分析といった、対応可能な分析の幅の広さは非常に魅力的なポイントとなっているといえるでしょう。しかしそれだけではなく、電子顕微鏡や光学顕微鏡を駆使して微細構造の観察をしてもらうことまでできます。さまざまな高精度の分析装置の中からこちらの要望に沿った最適な装置や方法を選んで、正確かつ迅速に分析結果を知らせてもらえるのです。
基本情報
事業内容 | アスベスト総合調査(含有分析調査・劣化度調査・浮遊測定)、シックハウスの調査(室内空気測定・放散速度測定)、温熱環境測定、遮音・騒音・振動測定など |
実績 | 30年以上の歴史 |
保有資格(機関、個人) | 【機関】 ISO/IEC 17025:2017 (JIS Q 17025:2018) 認定試験所 認定番号RTL04810 【個人】 特定建築物石綿含有建材調査者 13名 工作物石綿事前調査者 20名 一般建築物石綿含有建材調査者 51名 第一種作業環境測定士 9名 第二種作業環境測定士 4名 環境計量士(濃度関係) 5名 環境計量士(騒音・振動関係) 4名 臭気判定士 5名 水質関係第一種公害防止管理者 5名 騒音振動関係公害防止管理者 2名 特定化学物質等作業主任者 7名 高所作業車運転技能取得者 9名 建材製品中の石綿含有率測定のクロスチェック 評価区分3 Aランク相当認定分析技術者 9名 建材製品中の石綿含有率測定のクロスチェック 評価区分5 Aランク認定分析技術者 9名 空気中の石綿計数分析に関するクロスチェック 評価区分4 Aランク認定分析技術者 6名 偏光顕微鏡実技エキスパート 4名 日本環境測定分析協会 アスベスト分析法委員会認定JEMCAインストラクター 3名 日本環境測定協会 建材中のアスベスト定性分析技能試験(技術者対象)合格者 5名 |
対応スピード | 最短2営業日 |
問い合わせ方法 | 電話・問い合わせフォーム |
会社情報 | 環境リサーチ株式会社 東京都八王子市小門町104 |
対応エリア | 記載なし |
電話番号 | 042-627-2810 |
電話対応時間 | 平日8:45~17:30 |
営業時間 | 平日8:45~17:30 |
調査日数 | 建材分析 最短2営業日~ |
費用目安 | 分析プラン(JIS A 1481-1):2万7,500円(税込)~ 分析プラン(JIS A 1481-1,5):4万4,000円(税込)~ |
アクセス
環境リサーチ株式会社についてさらに知りたい方はこちら
目次
事前のアスベスト調査を依頼するとしたらどんな点が気になる? WEBアンケートで調査!
当サイトでは「事前のアスベスト調査を依頼するとしたらどんな点が気になるか」についてアンケート調査を行いました。それでは結果の詳細をみていきましょう。
第1位は「分析の正確性と信頼性」でした。分析結果がどれくらい正確なのか、本当に信頼できるのかは気になるポイントですよね。精度の高い調査を実施する信頼性の高い会社を探している方は、アメリカのアスベスト分析の精度管理システムなど先進技術を取り入れているアスベスト調査会社を選ぶといいでしょう。
第2位は「健康リスク」でした。アスベスト調査をする最大の目的は、アスベストによる健康被害を防ぐためです。アスベストを正しく測定・分析してもらい現場の労働者や周辺住民への健康リスクを防ぎましょう。
第3位は「分析のコストと所要時間」でした。費用や調査・分析のスピードも重要なポイントです。顧客の希望に合わせて最短24時間で分析、3営業日で調査速報を出してくれるアスベスト調査会社もあります。急ぎで調査を実施してほしい方にとっては、心強い存在といえるでしょう。
アンケートの結果から、皆さんが事前のアスベスト調査を依頼する際に気になるポイントが明らかになりました。次の見出しではアスベストの調査報告の義務化について、詳しく解説させていただきます。
アスベストの調査報告の義務化について
人体に悪い影響を及ぼすことが指摘され、国内でも原則使用禁止となっているアスベストですが、現存している古い建物などにはアスベストが含まれた材料が使用されている可能性があります。そしてその建物を扱う場合には、事前にアスベストの調査を行わなければなりません。
アスベストの調査はいつから義務化されている?
アスベストを含む建材は2006年の9月に施行された労働安全衛生法により、製造や使用の一切を禁止されていますが、それ以前に建築された建物についてはアスベストが含まれていることがあります。このような背景により、2020年からアスベストの事前調査が義務付けられました。
また2022年4月からは調査結果の報告も義務化されており、調査結果の報告がない場合は、工事に関する補助金の申請ができないという規則も設けられています。
対象となる工事
アスベストの事前調査対象となるのは、原則として工事の大きさや金額に関わらずすべての工事です。ただし、下記のような条件を満たす工事については、施工業者が事前調査の結果を事前に労働基準監督署や自治体に報告する必要があります。
・解体工事において解体する部分の床面積が80㎡以上の場合
・改修工事において請負金額が税込100万円以上の場合
・特定の工作物の解体や改修工事において請負金額が税込100万円以上の場合
ただし、電球の交換などの一部の軽作業や道路の補修作業など、一定の作業についてはアスベスト調査が免除されます。詳細については、環境省が公表している「大気汚染防止法の一部を改正する法律の施行等について」の「建築物等の解体等工事」を参照するか、各自治体の窓口に確認してみてください。
不動産取引
不動産の売買契約や賃貸契約の際には、アスベストの有無を明確にするために、アスベストの調査や土壌汚染調査が実施されることが一般的になっています。このような調査は、建物や土地にアスベストが含まれていないことを確認し、契約に関連するトラブルを予防するために行われます。
また不動産の価値評価においても、アスベストの有無は重要な要素のひとつです。アスベストが含まれている場合、その除去や適切な管理が必要とされるため、価格や取引条件に影響を与えることがあるからです。
不動産取引では、契約に関するあらゆる情報が記載された「重要事項説明書」に基づき、建物や契約についての説明がなされますが、建築物のアスベストの使用の有無の調査の結果が記録されているときは、その内容について説明しなければなりません。一方でアスベスト調査が実施されていない場合は説明されないので、借り手や買い手になった場合は注意する必要があります。
罰則はあるの?
アスベスト事前調査の報告を怠った場合、大気汚染防止法に基づき、30万円以下の罰金が課される科される可能性があります。また、アスベストの除去などの措置義務を違反した場合は、最大で3か月以下の懲役または30万円以下の罰金が課されることがあります。
アスベスト調査のタイミングと費用について
建物の解体や取引を行う場合に必要なアスベスト調査ですが、具体的にいつ調査を依頼すればいいのでしょうか。ここではアスベストの調査が必要な業種や依頼のタイミング、また費用相場などについて詳しくご紹介していきます。
アスベスト調査が必要な業種とは
まずアスベスト調査が必要な業種として、建設業やリフォーム業が挙げられます。現在は使用されていなくても、過去に使用されている可能性のある建物を解体、改修、リフォームする業者はアスベストの事前調査を行わなければなりません。
過去には、アスベストが使われた建物の解体工事やリフォームなどの作業において、飛散事例のある業者もあり、作業員の安全を確保するためにもアスベスト調査は必須です。ただし現在でも、調査を行わなかったり、不適切な工事を行ったりする業者が後を絶たないのが現状でもあります。
アスベスト調査を依頼するタイミングとは
アスベスト調査を依頼する適切なタイミングは、建物の解体工事や改修工事を行う前です。建物などにアスベストが含まれている場合、その適切な取り扱いや除去が必要となります。そしてその作業を行う際には、適切な専門家による検査が重要とされています。
高い耐熱性や吸音性を持ち、広く建材として使用されてきたアスベストは、禁止される以前にはほとんどの建物の建築に含まれていたといっても過言ではありません。現場の安全を確保するためにも、解体やリフォームなどが決定した時点で、早めにアスベスト調査を依頼しましょう。
アスベスト事前調査の費用相場
アスベスト事前調査では「図面調査」や「目視調査(現場調査)」が行われますが、図面調査の費用相場は2万円~5万円程度、目視調査の費用相場は規模によって大きく異なり、分析費用を含まない場合で、目視調査の報告書まで含めた費用は5万〜100万円と大きな幅があります。
ただしこれらは対象となる建物の大きさや場所などによって大きく変わるので、調査会社に工事内容と調査対象建物の規模を伝えましょう。 工事会社による調査の場合、1試料5万円に調査費用と分析費用を含めて見積もりすることがありますが、そのような場合は目視調査結果の報告書をしっかり作ってくれることはほとんどありませんので、注意しましょう。
また2022年4月以降は、図面調査だけでの判定は禁止となっているので、現地調査が必須となります。そのためほとんどの工事では、図面調査と目視調査両方の費用が発生する可能性があります。
アスベスト調査・報告の流れ
アスベスト調査を依頼する際の、調査から報告までの流れを見ていきましょう。ステップごとにどのようなことが行われるのかを把握しておくことで、調査への不安を減らすこともできるでしょう。
第一次スクリーニング(書面・図面調査)
第一次スクリーニングと呼ばれるステップでは、書面や図面での調査が行われます。解体や改修の対象となる建物のの図面や設計書、重要事項説明書など関連する資料を確認しながら、アスベストが含有している可能性があるかどうかを判断します。なかでも高度成長期に建設された建物は、アスベストが使用されている可能性が高いとされているのです。
第二次スクリーニング(現地調査)
第二次スクリーニングと呼ばれるステップでは、実際に対象となる建物に訪れて、目視で確認をする方法です。第一次スクリーニングにて、使用している箇所がある程度把握できている場合はそこを中心に調査しますが、地下などは見落としやすい部分でもあるため、専門家がしっかりと調査する必要があります。
採取・分析
現地調査のみではアスベスト含有の判別が難しい場合、含有している可能性のある部分のサンプルを採取して、専門の機関へ分析を依頼します。アスベストが含まれているかどうかの分析には「定性分析」、さらに含有率も確認する場合は併せて「定量分析」も行い、アスベストの有無やその量を調査します。
報告書作成・提出
分析結果が出たらその内容の報告書を作成し、労働基準監督署や各自治体に提出します。報告書の作成は基本的に分析機関が行ってくれるので、依頼した方は提出のみ行うケースが多いようです。提出は工事を開始する前に行う必要があるため、工期に併せて調査を依頼しましょう。
事前にアスベスト調査をしてきちんと調査報告をしよう
解体工事や改修工事において、事前調査が義務付けられているアスベスト調査は、工事をスムーズに進めるためにも早めに依頼しておくことが大切です。調査・分析機関によっても対応できる日数などが異なるので、報告書提出の記述なども踏まえたうえで最適な機関に依頼してください。