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アスベストの有無は築年数で判断できる?

公開日:2026/01/15
アスベスト有無

本記事では、かつて建築資材として広く使用され、現在は使用が禁止されているアスベストについて解説します。古い住宅やビルには、アスベストが含まれている可能性が高いです。そこで、自宅にアスベストが使用されているかを判断する方法や、万一使われていた場合に注意すべきポイントを分かりやすく紹介します。

アスベストの危険性について

アスベストとは、石綿(いしわた)とも呼ばれる天然の鉱物繊維の総称です。クリソタイル(白石綿)やクロシドライト(青石綿)、アモサイト(茶石綿)など全部で6種類があります。耐火性や断熱性、耐久性に優れていることから、かつては建築分野を中心に非常に幅広い用途で使用されていました。

しかし、アスベストの繊維は髪の毛の約5,000分の1という極めて細い構造をしており、空気中に飛散したものを吸い込むことで深刻な健康被害を引き起こす危険性があります。体内に取り込まれた繊維は排出されにくく、長期間にわたって肺などに蓄積されることが問題とされているのです。

その結果、肺の組織が硬くなる石綿肺をはじめ、肺がん、腹膜や心膜に発症する悪性中皮腫など、重篤な病気が報告されています。建築分野では、アスベストの優れた耐火性・断熱性を活かし、屋根材や外壁材、内装材、断熱材、さらには天井や壁への吹きつけ材など、さまざまな場所に使用されてきました。

特に築年数の古い建物では、これらの部位にアスベストが含まれている可能性があります。具体的な建築資材としては、防火・耐火・防音目的で使われていた吹きつけ石綿があります。また、吹きつけ石綿が禁止された後には、アスベスト含有率が5%未満の吹きつけロックウールが代替材として使用されていました。

さらに、配管の保温や断熱を目的とした石綿含有保温材もあり、こちらにはアモサイトなどが使われていた例があります。このように、アスベストは過去に多くの建物で使用されてきた一方、健康への影響が大きい素材でもあります。そのため、古い住宅や建物を扱う際には、アスベストの有無に十分注意することが大切です。

築年数でアスベストの有無は判断できる?

アスベストが自宅やマンションに使用されているかどうかは、建築年数からある程度の目安をつけることが可能です。判断の基準となる主な年は1975年、1995年、2006年で、これらはアスベスト使用に関する法規制が段階的に強化されてきた時期と深く関係しています。

1975年以前の建物

まず、1975年以前に建設された建物では、アスベストが断熱材や耐火材として広く使われていた可能性があります。この年に特定化学物質等障害予防規則が改正され、アスベスト含有率が5%を超える吹きつけ施工が禁止されました。それ以前は、1956年頃から1975年頃まで吹きつけ石綿が多くの建設現場で使用されていたため、特に注意が必要です。

1995年以前の建物

次に、1995年以前に建設された建物については、アモサイトやクロシドライトといった危険性の高いアスベスト製品の製造・使用が全面禁止される前の時代にあたります。この年には、アスベスト含有率が1%を超える施工も禁止され、吹きつけ石綿の代替として使われていた吹きつけロックウールも規制の対象となりました。そのため、この時期までに建てられた建物も、アスベストが含まれている可能性があります。

2006年以前の建物

さらに、2006年には安全衛生施行令が改正され、アスベスト製品は全面的に使用禁止となりました。このため、2006年以降に建設された建物については、原則としてアスベストは使用されていないと考えられます。

築年数だけでアスベストの有無の判断はできない

ただし、築年数だけでアスベストの有無を断定することはできません。2006年以前の建物であっても、必ずしもアスベストが使われているとは限らず、逆に築年数が新しくても、改修時の材料などによって注意が必要な場合もあります。建築年数はあくまで判断材料の一つとして捉え、正確な確認には専門調査が重要だといえるでしょう。

自宅にアスベストが使われているか調べるには

築年数が20年や30年を超える一戸建てやマンションでは、建築当時の状況によってはアスベストが使用されている可能性があります。ただし、アスベストは見た目だけで判断することが難しく、目視での確認では有無を特定できません。そのため、まずは住宅建設時の設計図や仕様書などの設計図書を確認し、使用されている建材や部材の情報から、アスベストが含まれているかを調べる方法があります。

さらに、築年数の古い住宅でリフォームや解体を検討している場合には、アスベストの有無を事前に把握することが重要です。正確に調査するためには、アスベストに関する専門知識と調査実績を持つ専門業者へ依頼し、安全面に十分配慮した対応を行うことが大切です。

まとめ

本記事ではアスベストについて、その危険性や築年数との関係、自宅での確認方法までを分かりやすく解説しました。アスベストは耐火性や断熱性に優れる一方、吸い込むことで重篤な健康被害を引き起こす恐れがあり、特に築年数の古い建物では注意が必要です。1975年・1995年・2006年といった法規制の節目を知ることで、使用リスクの目安を立てることはできますが、築年数だけで断定することはできません。大切なのは、正しい知識を持ち、不安がある場合は設計図書の確認や専門業者による調査を行うことです。住まいの安全を守るためにも、アスベストについて理解を深め、適切な対応を心掛けましょう。

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