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アスベストが使用されている?賃貸物件の見分け方とチェックポイント

公開日:2025/07/15
アスベスト-賃貸物件

賃貸物件を探すとき、アスベストの有無は確認していますか?古い建物では、かつて使用されていたアスベストが今も残っていたりします。アスベストは健康への影響が指摘されているため、安心して暮らすためには事前の確認が大切です。今回は、アスベストが使用されているかどうかを見分ける方法やチェックポイントを解説します。

アスベストとは?賃貸物件における使用例

アスベストは、昔よく使われていた材料ですが、健康に対する危険がわかってきたため、現在ではほとんど使われていません。しかし、古い昔の建物ではアスベストが使われていることがあります。ここでは、アスベストとは何か、また賃貸物件における使用例やその危険性についてわかりやすく解説します。

アスベストとは?

アスベストは、天然の鉱物でできた細い繊維です。耐熱性が高く、強度もあり、音や熱を防ぐため、かつては建材や断熱材に多く使用されていました。しかし、アスベストの繊維を吸い込むと、肺に深刻な影響を与えることがわかり、現在では使用が禁止されています。

とくに、アスベストを含む建材が劣化したり、壊れたりすると、アスベストの繊維が空気中に舞い上がり、吸い込む危険が高くなります。

賃貸物件におけるアスベストの使用例

日本では、2006年9月1日以降、アスベストを使った新しい建材は製造されていません。しかし、それ以前に建てられた賃貸物件には、アスベストを含む材料が使われている危険があります。たとえば、古いアパートやマンションの天井や壁に使われていた断熱材、床の下に敷かれていた耐熱シートなどが挙げられます。

また、古い配管の断熱材にもアスベストが含まれている場合があります。以上の場所では、改修工事の際にアスベストの取り扱いに注意が必要です。

アスベストの危険性

アスベスト自体は目に見えないほど細かい繊維を含んでおり、破損や劣化が進むと繊維が空気中に浮遊し、吸い込むと時間が経ってから肺がんや中皮腫など、非常に危険な病気を引き起こす可能性があります。その危険性からアスベストは現在ではすべての建材に対し使用が禁止されていますが、古い物件ではアスベストが残存するリスクが残っています。

築年数と材料からアスベスト使用の可能性をチェックする方法

賃貸物件を探すとき、築年数や建材は気にしていますか?とくに築年数が古い物件では、天井や壁などにアスベストが残っている可能性があるため、注意が必要です。ここでは、アスベストが使われている可能性を築年数や建材から見分ける方法を紹介します。

築年数でアスベストの使用を判断する

まず、築年数からアスベストの使用状況を判断できます。1975年以前はアスベストが広く使用されていたため、1975年以前に建てられた建物では、アスベストが含まれている可能性が高いです。

1975年から1995年の間では、一部の規制が始まったものの、まだ多くの建材に使われていました。1995年から2006年になると、アスベストの使用は大幅に減少しましたが、完全に禁止される前の時期であるため、注意が必要です。

そして、2006年以降の建物ではアスベストの使用が全面的に禁止されたため、新しい物件であれば基本的に心配はいりません。

アスベストが使われている可能性がある建材

次に、アスベストが含まれている可能性のある建材について見ていきましょう。アスベストは、多くは天井や壁の吹き付け材として使用され、防音や断熱の目的で使われていました。また、屋根や外壁に使われるスレート材や、床のクッションフロアにも含まれていたりします。

さらに、火災対策として使われる耐火ボードやパネル、配管やボイラーの断熱材にもアスベストが含まれている可能性があります。築年数が古い物件では、以上の建材が使われているかどうかの確認が大切です。

アスベストの有無を確認する具体的な方法

実際にアスベストの有無を確認するには、まず物件の築年数をチェックし、アスベストが使われている可能性を判断します。そして、契約の際に不動産業者から渡される重要事項説明書を確認しましょう。重要事項説明書にはアスベスト使用の有無が記載されているため事前のチェックが可能で、安心です。

また、最近リフォームが行われている物件であれば、アスベストが除去されている可能性があるため、不動産業者にリフォームの履歴を確認するとよいです。さらに、確実に調べたい場合は、専門機関に依頼してアスベストの有無を調査してもらう方法もあります。

まとめ

賃貸物件を選ぶ際、アスベストの確認はとても重要です。アスベストは2006年以降禁止されましたが、それ以前の建物ではまだ残っている可能性があります。賃貸物件を探す際は、築年数や建材を確認し、重要事項説明書の内容もしっかりとチェックしましょう。万が一不安がある場合は、不動産業者に直接質問したり、専門機関に調査してもらったりすれば、より安全な物件を選べます。健康を守るためにも、アスベストのリスクを理解し、安心して暮らせる住まいを見つけましょう。

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